父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し

5月11日は母の日、父の日は来月の6月15日ですね。

両親へのご恩についてお釈迦さまは
父母恩重経というお経に説かれています。

その中の親の大恩十種について学びたいと思います。
次の十がそれです。

(1)  懐胎守護(かいたいしゅご)の恩
(2)  臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩
(3)  生子忘憂(しょうじぼうゆう)の恩
(4)  乳哺養育(にゅうほよういく)の恩
(5)  廻乾就湿(えかんしゅうしつ)の恩
(6)  洗潅不浄(せんかんふじょう)の恩
(7)  嚥苦吐甘(えんくとかん)の恩
(8)  為造悪業(いぞうあくごう)の恩
(9)  遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩
(10) 究竟憐愍(くきょうれんみん)の恩

一つには懐胎守護の恩とは、
子を宿し、十月十日、無事な出産を念じ続けて下されたご恩です。

お釈迦さまは次のように説かれます。

「悲母、子を胎めば、十月の間に血を分け肉を頒ちて、
身重病を感ず。子の身体これに由りて成就す」

“母親は妊娠して十月の間、
自分の血肉を分けて子供の体を造り上げていく。
その激しい作業のため、
常に重病人のように感ずるが、こうして、
子供の体ができあがる”

二つには臨生受苦の恩です。

出産の痛みを陣痛と言われます。
陣とはいくさ、ということ。

この苦しみについて、お釈迦さまも特に心にとめておられたのは、
お母様であるマーヤー夫人がお釈迦さまを出産後、
7日で亡くなっておられることからもお分かりと思います。

いわゆる産後の肥立ちが悪く、亡くなられました。

自分の誕生日は母を最も苦しめた日。そのご恩を偲ぶ日でありたい。
と水戸黄門で有名な水戸光圀は言ったといいます。

そう思えば私たちが今、人間に生まれ、生きているのは
決して当たり前でない、両親の様々なご恩があってのことなんだ、
ということがお分かりと思います。

両親には常に「生んで育ててくれて有り難う」という気持ちで接し、
両親から何かしてもらったら「有り難う」と心から言える、
そういう人になりたいと思います。

つづく

Posted by gokigenyo